ゴルフ保険(ゴルファー保険)とは、ゴルフの練習中や競技中、または指導中に起こった事故で他人に損害を与えた場合に対する、賠償責任を補償する保険です。
それに加えてホールインワンやアルバトロスを達成した場合の祝い費用も補償してくれます。
[box03 title="今回お伝えるすこと"]
- ゴルフ保険とはなにか
- そもそも必要なのかどうか
- メリットデメリット
- 加入の際の補償内容や保険料
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について紹介していきます。
ゴルフ保険の必要性とは?知っておくべきメリットとデメリット
ゴルフ保険はそもそも必要なのかどうかということについてなのですが、結論から申し上げますと基本的に加入した方がいいです。
ゴルフ保険に加入することのメリットデメリットについて順に紹介していきます。
ゴルフ保険に加入した場合に安心な二つのメリット
1:年間6,000件以上のケガが発生|損害賠償に備えられる
ゴルフ場でのケガの件数について、はっきりしたデータはありませんが、2001年、西日本158カ所のゴルフ場で発生した事故というデータによるとケガの総数が466件であるといいます。
全国にゴルフ場は2,000以上あるので、その総数は6,000件以上であると推定されます。
引用:ゴルフ場ではこんな悲劇が起きます
広大なフィールドを使ってプレーをするのに、そんなに頻繁なケガが発生することなどあるのかと思われるかもしれませんが、1ホールで前のプレイヤーと後のプレイヤー同士がぶつかるケースがあります。
十分な間隔を開けてプレイしていても、進行の速度はやはりありますので、後から打ったボールが前プレイヤーに直撃することは十分に考えられるでしょう。その場合に問題になるのが、損害賠償請求です。
ケガの程度にもよりますが、だいたい以下のような金額が必要になります。
- 自分のボールが木などで跳ね返り小指を骨折:約1万円
- 転倒し足を骨折して22日間入院・・・約10万円
- 他の人の頭を直撃し、後遺症が残った・・・加害者側に5246万円の賠償
- キャディーの目にボールを当てた・・・5000万円の賠償命令 など
万が一入院をした場合や後遺症が残った際は、健康保険を適用しても10万円を超える治療費が必要です。
2:ホールインワン=お祝い金の風習に対応できる
変な風習ではありますが、日本のゴルフ界ではホールインワンやアルバトロスを出した場合にはお祝いをするという風習があり、強制に近いイベントと言えます。
内容はキャディにチップを払う、コースに記念樹木を植える、参加者全員に記念品を贈るといったものがあり、平均で10万円程度のお金が必要と言われています。
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こういった催しを開催する理由としては、ホールインワンという数年に1度出るか出ないかという幸運の反動で、のちのち不幸が来ることを防ぐためと言われています。
ホールインワンの直後に大きな出費を被ることで、幸運と不運のバランスをとる目的があると考えられています。
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ゴルフ保険に加入した場合のデメリット
ゴルフ保険に目立ったデメリットはないと言っていいです。
少しの掛け金で万が一のケガや損害賠償に備えられるうえ、頻繁にゴルフに行かないという人向けに1日単位から加入期間が選べる保険も存在するためです。
あえて述べるとするならば、「費用がかかる」というのがデメリットかもしれませんね。
ゴルフ保険(ゴルファー保険)の主な4つの補償内容
つづいて、ゴルフ保険の主な補償内容について順に紹介していきます。
ゴルフ保険を扱う保険会社は、主にゴルファー保険という名称で保険を扱っていますが、基本的にどの保険会社も以下の4つの補償内容を備えた保険を扱っています。
- 損害賠償補償
- ゴルファー傷害補償
- ゴルフ用品補償
- ホールインワン・アルバトロス費用補償
1:損害賠償補償|他人にケガをさせた場合の補償
- ゴルフ場や練習場、またはご自宅等でゴルフの練習をしている際
- 競技中か指導中に起きた偶然な事故によって、他人の生命または身体に損害(他人の財物を含む)を与えてしまい、法律上の損害賠償責任を負った(損害賠償請求をされてしまった)
こういった際に、保険金が支払われます。
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基本的には、国内でゴルフのプレー中に起きた事故に対しての補償になり、裁判費用や弁護士費用、治療費なども補償の対象になりますが、ゴルフカートなど他人から借りたものは補償範囲に含まれないケースがあります。
たとえば以下のケースは補償範囲に含まれません。
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- ゴルフ場で素振りをしていたら、パートナーに当たってケガをさせてしまった
- キャディの確認を待たずにボールを打ち、前のプレーヤーにケガをさせた
- 自宅で練習中に誤って隣家のガラスを割ってしまった
支払われる保険金の内容
損害賠償金 | 損害賠償請求権者に対しての治療費や修理費等 ※遅延損害金を含む場合あり |
損害防止費用 | 損害の発生や拡大の防止の為に必要な費用 |
権利保全行使費用 | 他人へ損害賠償請求ができる場合に、その権利を保全または行使する為におこなった手続費用 |
緊急措置費用 | 緊急措置(被害者の応急手当等)にかかった費用 |
協力費用 | 保険会社が事故の解決にあたる場合、保険会社へ協力するために要した費用 |
争訟費用 | 争訟を起こす際に支出した訴訟費用や弁護士報酬などの費用 |
被保険者が被害者に対して支払う損害賠償金の額は、適用される法律の規定、被害者の損害の額、被保険者の過失割合等によって決定されます。
被害者に対して支払った見舞金などは保険金のお支払対象とはならない場合がありますので、注意しましょう。
支払限度額は選択制が多い
一体いくらまで補償してくれるのかという支払限度額ですが、多くの場合保険会社のプランで選べる選択制が主流となっています。
詳しい内容は「加入するゴルフ保険の選び方」の章でお話ししますが、おおよそ以下の様なプラン構成になっていると思って良いでしょう。
プラン(単位:円) | |||
コース名 | A | B | C |
賠償責任補償 | 5,000万 | 1億 | 1.2億 |
保険料(年間) | 3,000 | 6,000 | 9,000 |
2:ゴルファー傷害補償|他人によってケガをした場合
ゴルフ場や練習場の敷地内で、ゴルフの練習・競技・指導中に、「急激かつ偶然な外来の事故」によってケガをした場合に、保険金が支払われます。
この「急激かつ偶然な外来の事故」という用語はあまり耳にしたことがないと思いますが、この要件に当てはまらないと保険金がおりませんので、ここで簡単に確認しておきましょう。
「急激かつ偶然な外来の事故」の要件
■急激性とは
損害保険において「急激」とは、「事故が突発的で傷害発生までの過程において時間的間隔がないことや事故の発生が被保険者にとって予測・回避できないものであったこと」と定義されています。
ゴルフ保険で言うのであれば、たとえば「ショットしたボールがぶつかってケガしてしまった」などは急激に当てはまりますが、「ゴルフを続けていたら腰痛になった」などは、急激に当てはまらないということです。
■偶然性とは
「偶然」とは、一般的に「事故の原因または結果の発生が被保険者とって予知できないことや被保険者の意思に基づかないこと」と解釈されています。
- ケガの原因が偶然(足を滑らせるなど)であること
- ケガをしたという結果が偶然(足を捻るなど)であること
- ケガの原因とケガをした結果が偶然(足を滑らせて捻挫するなど)であること
このうちのいずれかに当てはまる必要があります。たとえばの話ですが、ゴルフクラブを振っている人のそばに近づきすぎると、ぶつかって怪我をすることも考えられますよね。この場合、偶然性は考えにくいと判断されます。
■外来性とは
「外来」は、「事故の原因が被保険者の身体外部からの作用によること」と解釈されています。
事故の原因が外来であれば、溺死や窒息死なども傷害保険の補償対象ということになりますが、ウィルスや病気によるものは補償の範囲外になるということです。
つまり、ゴルフ保険に関して言えばあまり気にする必要はないと思って良いでしょう。
ただ、この用語はどの傷害保険でも度々登場する要件ですし、他のケースでは大いに該当する可能性もありますので、留意しておくと後々役にたつかもしれません。
支払われる保険金の内容
■お支払いする保険金の種類
死亡保険金 | 事故発生日からその日を含めて180日以内に死亡された場合、傷害保険金額の全額が支払われる。 ※既に支払われた後遺障害保険金がある場合は、傷害保険金額から後遺障害保険金の額を差し引いた残額。 |
後遺障害保険金 | 事故の発生の日からその日を含めて180日以内に後遺障害が生じた場合、後遺障害の程度に応じて傷害保険金額の100%~4%が支払われる。 ※保険期間を通じて支払いがされる保険金は、傷害保険金額が限度 |
入院保険金 | ・治療のために入院した場合|傷害保険金額の1.5 /1,000×入院日数 ※事故発生日からその日を含めて180日以内の入院に限る |
通院保険金 | ・ケガの治療で通院した場合、傷害保険金額の1/1,000×通院日数 ※事故発生日からその日を含めて180日以内の通院に限ります。 |
傷害補償の支払限度額の例
傷害補償の限度額も賠償責任と同じ様に、プランによって上限が変動するのが一般的です。
補償内容 | プランA | プランB | プランC |
死亡・後遺障害 | 100万円 | 300万円 | 500万円 |
入院保険金日額 (入院1日につき) |
5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
手術保険金 | 2万5千円 または5万円 |
2万5千円 または5万円 |
2万5千円 または5万円 |
通院保険金日額 (通院1日につき) |
500円 | 1,500円 | 3,000円 |
個人賠償責任 | 5,000万円 | 8,000万円 | 1億円 |
3:ゴルフ用品補償
ゴルフ場や練習場の敷地内で、ゴルフ用品の盗難、クラブの破損、曲損事故(曲がるなどの事故)が生じた場合に、修理費等の損害費用が支払われます。
ここでは何が『ゴルフ用品』として認識されるかが重要なポイントになります。
ゴルフ用品として認められるもの
- 被保険者が所有している保険証券に記載されたゴルフクラブ
- ゴルフボール
- その他のゴルフ用に設計された物(被服類、バッグ類)
ただし、時計や宝石、貴金属、財布、ハンドバックなどの携行品は『ゴルフ用品』には含まれませんので注意しましょう。ちなみに、ゴルフボールの盗難については、他のゴルフ用品と同時に盗難された場合にのみ、保険金が支払われます。
保険金が支払われない場合
自宅駐車場など、ゴルフ場や練習場以外の場所における盗難には保険金が支払われません。置き忘れも保険の対象外ですので注意してくださいね。
ゴルフ用品補償の限度額
プランによって10万円、20万円、30万円の補償があるのが一般的です。自分の希望に合った補償限度額を選びましょう。
4:ホールインワン・アルバトロス費用補償
ホールインワン、またはアルバトロスを達成された場合のお祝い費用としてかかった場合に保険金が支払われるというものです。
ホールインワン・アルバトロス費用補償は、原則的に日本限定で、国外における達成は補償の対象とならないケースが多いです。
- ホールインワンとは:被保険者が第1打で打ったボールがホールに入ること。
- アルバトロスとは:被保険者が基準打数より3つ少ない打数で打った最終打のボールがホールに入ること。
ホールインワン・アルバトロス費用補償の具体例
- 達成のお祝いを記念してタオルを購入、贈呈した場合
- 友人や知人を招いて祝賀会を開催した場合
- 達成の記念にゴルフ場に植樹をした場合
- 同伴キャディに対する祝儀
- 上記以外の慣習として負担することが適当な社会貢献(役立つ各種費用)
- ※保険金額の10%を限度
ホールインワン・アルバトロスの対象となる場合
三井住友海上を例に挙げると、下記の場合が対象です。
1:アマチュアゴルファーが、ゴルフ場でパー35以上の9ホールを正規にラウンドし、
2:1名以上の同伴競技者と共に(公式競技の場合は不要です)プレー中のホールインワンまたはアルバトロスで、
3:達成および目撃証明を当社所定のホールインワン・アルバトロス証明書により証明できるものに限る。
参考:ゴルファー保険
複数の保険に入っていても一番高額な保険金額のみが対象
ホールインワン・アルバトロス費用補償を複数契約している場合、ホールインワン・アルバトロス費用保険金のお支払額は合算されることはありません。
この場合、最も高い保険金額を限度として支払われることになります。
ホールインワン・アルバトロス費用補償の限度額
こちらもゴルフ用品補償と同じく、10万円、20万円、30万円の3パターンが主流です。
ゴルフ保険で補償の対象外となる例
ゴルフに関する損害について幅広く保障してくれるゴルフ保険ですが、ゴルフ保険の対象外となるケースももちろんあります。
一例として以下のケースについて紹介します。
パター・ゴルフはゴルファー保険の補償対象外
パター・ゴルフは「ゴルフ」とは異なるスポーツとして認識している保険会社がほとんどですので、補償の対象とすることは難しいです。「ケイマンゴルフ」「ターゲット・バード・ゴルフ」も同様だと考えて間違いないでしょう。
子供がグリーンの芝を掘り返してしまった場合
ゴルフ保険の対象になるのは、被保険者自身がゴルフの練習や競技、あるいは指導中に生じた事故であること必要ですので、保険金の対象になりません。
ゴルフ保険の選び方と主なゴルフ保険6社を比較
ゴルフ保険は多くの種類があり、何を選んで良いのか迷う場合が多いと思いますが、実際のところ補償内容に大きな差はありません。
そのため今回は加入する保険を選ぶ基準として、以下の項目に分けて検討していきます。
- 補償期間
- 保険料
- 積み立てか掛け捨てか
- 特約で選ぶ
- 今すぐに加入したい場合
1:保険期間で選ぶ
補償期間は最短1日〜2年まで幅広くありますが、細かく分けると、「1日」「1週間」「1年」「2年」の4つの種類が基本形です。
保険期間1日(1泊2日)
1日だけ入りたいという場合に便利な保険のタイプです。1日だけですので、保険料も最安値です。
その分補償額なども少なめになっていますが、最も高額な賠償責任費用も限度額が1億円というのもありますので、初めて利用する際のニーズには十分応えられているといえます。
ドコモ|ゴルファー保険
保険料相当額/補償内容 | ||||
保険期間:1日もしくは1泊2日 | おてがる | おすすめ | しっかり | |
保険金額(円) | 保険料相当額(円)※1 | 300 | 500 | 700 |
死亡・後遺障害 | 300万 | 700万 | 1,000万 | |
入院日額 | 4,000 | 7,000 | 10,000 | |
通院日額 | 2,000 | 3,000 | 5,000 | |
賠償責任 | 1億 | 3億 | 5億 | |
用品損害 | 10万 | 10万 | 30万 | |
ホールインワン | 20万 | 50万 | 50万 |
au|ゴルフほけん
保険料相当額/補償内容 | ||||
保険期間:日帰り〜3泊4日 | ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
保険料相当額(円) | 日帰り・1泊2日 | 428 | 693 | 1,051 |
2泊3日 3泊・4日 |
530 | 857 | 1,303 | |
保険金額(円) | 死亡・後遺障害 | 100万 | 300万 | 500万 |
入院保険金日額 | 5,000 | 5,000 | 5,000 | |
通院保険金日額 | 500 | 1,500 | 3,000 | |
個人賠償責任 | 5,000万 | 8,000万 | 1億 | |
携行品損害 (自己負担額3,000) |
10万 | 20万 | 30万 | |
ホールインワン アルバトロス費用 |
10万 | 20万 | 30万 |
保険期間1週間
保険料は1000円前後で、日帰りや1泊2日などと比べると、若干保険金の額が高くなっています。
三井住友海上|ゴルファー保険@ごるふ
保険料相当額/補償内容 | ||
保険期間:1週間 | 通常 | |
保険金額(円) | 保険料相当額(円)※1 | 1000 |
賠償責任補償 | 1億 | |
ゴルファー傷害補償 | 700万 | |
ゴルフ用品補償 | 20万 | |
ホールインワン | 15万 |
保険期間1年
多くのゴルフ保険がこちらの保障期間1年のタイプです。
年間の保険料は3000円〜9000円の間に設定している場合が多いです。
三井住友海上|ゴルファー保険@ごるふ
保険料相当額/補償内容 | ||||
保険期間1年 | 保険料相当額(円) | |||
3000 | 6000 | 9000 | ||
保険金額(円) | ゴルファー傷害 | 320万 | 280万円 | 280万円 |
賠償責任 | 5,000万 | 1億 | 1億2千万 | |
ゴルフ用品 | 10万 | 27万 | 29万 | |
ホールインワン | 10万 | 20万 | 40万 |
東京海上日動|ゴルファー保険
保険料相当額/補償内容 | ||||
保険期間1年 | 保険料相当額(円) | |||
3,240 | 5,560 | 8,220 | ||
保険金額(円) | 死亡・後遺障害 | 300万 | 300万円 | 500万円 |
入院日額 | 3,000 | 3,000 | 5,000 | |
通院日額 | 1,000 | 1,000 | 2,000 | |
賠償責任 | 1億 | 1億 | 1億 | |
ゴルフ用品損害 | 10万 | 20万 | 30万 | |
ホールインワン | 10万 | 20万 | 30万 |
保険期間2年
保険期間2年のゴルフ保険は少ないですが存在はします。
代表的なもので以下の損保ジャパン日本興亜のゴルファー保険があります。
損保ジャパン日本興亜|ゴルファー保険
保険料相当額/補償内容 | ||||
保険期間2年 | P1 | P2 | P3 | |
保険金額(円) | 保険料相当額(円) | 9,520 | 13,300 | 19,010 |
賠償責任 | 3,000万 | 5000万 | 1億 | |
傷害 | 734.9万 | 854.9万 | 914.9万 | |
ゴルフ用品損害 | 15万 | 21万 | 25万 | |
ホールインワン | 20万 | 30万 | 50万 |
2:保険料で選ぶ
各保険会社の保険料を比較すると以下のような表になりますが、そもそも保険期間が違うため、単純に料金で比較することはあまりおすすめできないかもしれません。
ですので、ゴルフを行う頻度で決めるのがやはり賢い選択といえます。
ドコモ|ゴルファー保険 | ||||
保険期間:1日もしくは1泊2日 | おてがる | おすすめ | しっかり | |
保険金額(円) | 保険料相当額(円) | 300 | 500 | 700 |
au|ゴルフほけん | ||||
保険期間:日帰り〜3泊4日 | ブロンズ | シルバー | ゴールド | |
保険料相当額(円) | 日帰り・1泊2日 | 428 | 693 | 1,051 |
2泊3日 | 530 | 857 | 1,303 | |
3泊・4日 | ||||
三井住友海上|ゴルファー保険@ごるふ | ||||
保険期間:1週間 | 通常 | |||
保険金額(円) | 1000 | |||
保険期間1年 | 保険料相当額(円) | |||
3000 | 6000 | 9000 | ||
東京海上日動|ゴルファー保険 | ||||
保険期間1年 | 保険料相当額(円) | |||
3,240 | 5,560 | 8,220 | ||
損保ジャパン日本興亜|ゴルファー保険 | ||||
保険期間2年 | P1 | P2 | P3 | |
保険金額(円) | 保険料相当額(円) | 9,520 | 13,300 | 19,010 |
3:積み立てか掛け捨てか
ゴルフ保険には積み立てタイプと掛け捨てタイプの2種類があり、このあたりは生命保険のシステムと一緒です。
積み立てタイプの場合
積み立てタイプの場合、毎月の掛け金の一部が積み立てられ、満期あるいは解約時に20万円~100万円の返戻金を受け取ることができます。
月に1万円~2万円ほどのものが多く、支払額はやはり他の保険と比べると高額になります。
ただ、支払額が高い分補償範囲も広く、練習中のケガや他のスポーツのプレー中であっても補償を受けられるケースもあります。
掛け捨てタイプの場合
掛け捨てタイプの場合は、補償を受け取る事態にならない限り支払った保険料は戻ってこないかわりに支払額も安価になっています。保証期間1日~1年までの期間に多く見られるものですね。
どちらのタイプを選ぶべきか?
頻繁にゴルフをする方や長期間ゴルフを続ける方で、懐事情に余裕のある方は積み立てタイプ。月に1度くらいのプレー頻度か、ゴルフを始めたばかりの方は掛け捨てタイプを選ぶのがよいといえます。
4:特約で選ぶ
ゴルフ保険にはいくつかの特約がつく場合がありますので、そう言った補償範囲を広げる特約の有無で選部のも一つの選択肢としてあります。
代表的な特約は以下の通りです。
・家族特約
家族を被保険者に追加する場合にセットします。・ゴルフ入場者包括賠償責任保険特約
日本国内のゴルフ場またはゴルフ練習場を保険契約者とし、そのゴルフ場またはゴルフ練習場敷地内でプレー するプレイヤーを被保険者として、包括してご契約いただく場合にセットします。・自動継続特約
保険申込書に記載された継続年令まで、毎年、前年契約と同内容で自動的に継続されます。予定継続期間は70才までの任意の年令をご指定いただきます。特に継続年令の指定がない場合は満70才までとなります。・包括契約特約
当社と保険契約者との間であらかじめ被保険者の対象範囲、支払限度額・保険金額および通知・精算方法等を約定し、対象となる方全員を包括してご契約いただく場合にセットします。
参考:三井住友海上|重要事項のご説明より
5:今すぐに加入したい場合
あらかじめプレーの日まで余裕がある場合はどの保険を選んでも加入することができますが、翌日急に参加することになった場合や、プレーの当日にやっぱり入りたいと思った場合は翌日でも加入できるゴルフ保険を選ぶ必要があります。
たとえば三井住友海上のゴルファー保険などはプレーの前日でも申し込むことができます。
ゴルフ保険に加入する手順と受け取るまでの流れ
実際にゴルフ保険に加入する際の手順などを確認しておきましょう。
1:加入の方法
保険会社によって違いますが、多くの場合以下の2つの方法に分けられます。
代理店経由で申し込む
保険の代理店へ行き、見積もりをもらってから条件を確認後、書類に記載していきます。この場合、その場で保険料を支払うところもあるようですので、ある程度のお金は用意していくと良いでしょう。
もちろん、クレジットに対応している場合も多いです。
インターネットからの申し込み
プランを確認し、加入する保険のプラン内容や注意事項、契約内容を確認しましょう。
ネットからの申し込みは即日対応のものが多く便利ではありますが、代理店で加入する場合は疑問をその場で解消できますので、初めて加入される方やちゃんと細部まで納得してから加入したい方は代理店を選ぶといいです。
ネット加入は早く契約を済ませたい時に重宝しますので、都合に合わせて選択してください。
2:補償内容のチェック項目
- 保険の適応は国内のみか国外も対応可能か?
- 補償はプレー中のみか練習中も含まれるのか?
- ゴルフ用品にはなにが含まれるのか?
- 盗難の対応はラウンド以外でも可能か?
- ホールインワンになる条件は?
- アルバトロスになる条件は?
- 保険金が受け取れないケースは何か?
- 破損は対象になるのか?
- 保険の対象になる人は自分のみか他人も入るのか?
- 特約の有無
- 証明するための用意する書類 など
3:保険の適応を受ける際に必要な書類の例
- ゴルファー保険事故証明書
- 修理の見積もり書
- 修理不能証明書
- 破損したゴルフクラブの写真
- 保険金請求書
- 事故証明書:交通事故証明書、損害状況の写真などのデータ、領収書など)
- 保険金請求書
- 死亡診断書
- 所定の後遺障害診断書:諸雑費の領収書、明細書など
- 所定の診断書:入院・通院状況申告書や明細書など
保険金を受け取った場合は税金の対象になるのか?
ゴルフ保険の障害補償はプレーによって自分が怪我をした場合に支払われる補償ですので、受け取った保険金は非課税となり税金はかかりません。
ただ、ホールインワンに対する保険金は課税対象になるので注意が必要です。
まとめ|ゴルフをするなら加入は推奨
ゴルフ保険について、そもそも必要なのかどうかといった点から、補償内容や保険料について紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
冒頭でご紹介したとおりゴルフの事故件数の多さはやはり怖いものです。万が一の事故で損害賠償が1000万円などになってしまった場合などを考えると保険に入っておいた方がいいといえます。
保険期間に関しては1日単位から設定でき、何年も払い続けるようなネックもないため、もしこれからゴルフをする予定があるという方は、ぜひゴルフ保険に加入しましょうね。