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防犯カメラの取り付け・設置する方法と導入に際して検討すべきポイント

  1. 家族の安全を確保する為にも防犯カメラを買いたいけど、どんな防犯カメラがいいの?
  2. いろんなタイプの防犯カメラがあるけどどれを選んでいいかわからない
  3. 安いものなら2,000円のものもあるけど、高額な防犯カメラとは何が違うの?

万が一、家に泥棒や空き巣に入られたら・・・自分がいない時に大事なものを奪われてしまったらどうしようと不安に思った時、防犯カメラがキッカケで犯人逮捕に連り、盗られた物取り返せる可能性が高まります。

防犯カメラの本来の目的は『犯罪を未然に防ぐカメラ』ですので、防犯カメラがあることで、窃盗や強盗、空き巣といった犯罪の抑制を期待するものですが、万が一起きてしまった際でも、事件の早期解決に繋がるとても便利なものです。

最近は1万円以下でしかも高性能な防犯カメラも多く、スマートフォンと連携することで、遠隔操作やスマホでリアルタイムの動画を確認できるなど、もはや一家に一台あっても良いんじゃないかと思っています笑

そんな防犯カメラ。ぜひおすすめしたいのですが、相場が20,000円程度なので『防犯』という点で見れば全然高くはなのかなと思いますが(すみませんそこは個人の感覚ですね)、不安あのは『どの防犯カメラを選べば良いのかわからない』ということではないかと。

防犯カメラも電化製品ですのでカメラの画素数や大きさ、有線なのか無線なのかといった性能差がありますし、設置のラクさによってもちょっと使い勝手が違ってきます。

こういうちょっとした悩みを誰かに相談していけど、周りに防犯カメラを使っている人なんてそうそういませんよね? いくつも買って試したなんてマニアもなかなかいないと思います。

そこで、まずは防犯カメラの選び方や失敗しないためのポイントと、初めて買うならオススメの防犯カメラを10種ご紹介しますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

目次

防犯カメラ選びで大切な考え方とは

これから防犯カメラを設置しようと思っている方は、はっきりとした設置目的は持っておられるでしょうか。

漠然と「防犯」のためにと、防犯カメラを設置しようと思われていても全然OKです。ただしその効果を発揮させたいと思っているならば、「防犯カメラを設置する目的」を明確にすることをおすすめします。

防犯カメラは今現在いろんな目的に応じた様々な種類のものが開発されています。

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「取りあえず防犯カメラなら何でもいい!」
「どの防犯カメラを取り付けても同じじゃない?」

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などと思って適当に選んでいると、実際に事件や事故が起こった時には全く役に立ってくれずに、結果大きく後悔をすることになります。もし本気で設置をお考えであれば「絶対に空き巣被害に遭わないために」などと明確に目的を決められてください。

絶対に空き巣被害に遭わないために」というはっきりとした目的があれば、設置業者もピッタリと目的にあった設置を提案してくれることでしょう。

防犯カメラの失敗しない選び方|比較すべきポイント4つ

カメラの種類で選ぶ|特徴と利用時のメリット・デメリット

一口に防犯カメラといってもいろんな種類があります。防犯カメラは普段から接点がないと、正直見た目だけではわかりにくいところがあります。

一般的に住宅の屋内に設置される防犯カメラは、室内の天井に取り付けるドームカメラや床や台の上に置く、置き型カメラがあります。ドームカメラには一般的に「広角レンズ」が搭載されているので、お部屋全体をカバーすることができます。

また置き型カメラはただ撮影するだけでなく、スピーカーやマイクが搭載されているものがあることから双方向で会話ができます。

赤外線カメラ

一般的な防犯カメラは明るい日中にその能力を発揮します。赤外線カメラは日中も撮影できますが、夜間にこそ存在感が高まる防犯カメラです。

赤外線カメラの外観の特徴は正面に赤外線LEDがカメラのレンズの周りを取り囲んでいます。「赤外線暗視型カメラ」と呼ばれています。

その機能は周囲がある程度暗くなるとセンサーが反応してLEDライトが自動的に点灯を開始して赤外線を発光します。一般的には映像ではモノクロ(白黒)ですが、カラー撮影もできる赤外線カメラも登場しています。

赤外線カメラのメリット(用途)

「赤外線暗視型カメラ」を使えば全く明りのない場所でも撮影が可能です。

赤外線カメラのデメリット(不向きなこと)

最大照射距離があるため、赤外線が届かない距離では撮影ができません。

街頭防犯カメラ

街頭防犯カメラは一般的には商店街や人通りが多い場所に設置されています。サイズも大き目で往来者にも一目でわかります。街頭防犯カメラの形や機能は様々です。基本的に屋外のわかりやすい場所に設置されています。

主な目的は往来する人や通行する車の映像の記録です。数か所に設置されており、システムで一つにつながっています。防犯と監視の両方に効果を発揮します。

街頭防犯カメラのメリット(用途)

人通りや車の交通量が多く、以前からトラブルが発生しやすい場所などが向いています。また24時間監視が必要な場所もおすすめです。

街頭防犯カメラのデメリット(不向きなこと)

街頭防犯カメラが不必要なところは、トラブルや事故がほとんど発生しない場所などです。

PTZカメラ

PTZカメラが使われている場所といえば、河川が良く見える場所や高所など全体が良く見える場所に設置されている例が多いようです。

PTZカメラの「PTZ」にはそれぞれ意味があります。PとはPan(パン)のことです。Panとはカメラのレンズを左右に動かせる機能のことです。

TとはTilt(チルト)のことです。Tiltとはカメラを水平方向に動かすことができる機能のことです。ZとはZoom(ズーム)のことです。Zoomとはレンズの倍率の増減の機能のことです。

PTZカメラはリモコン操作ができたり、対象をロックして自動追尾なども可能です。PTZカメラとは一言でいうと遠隔操作ができる防犯、監視カメラということです。

PTZカメラのメリット(用途)

PTZカメラの利用は多岐にわたります。河川の水量の監視や施設の監視などに利用されます。人が現場まで通うには距離がある、重要な場所に設置されます。

PTZカメラのデメリット

価格が高額なので他のカメラで代用が可能なところには設置しない方が良いです。

家庭用小型カメラ

小型カメラは一般的にはどこに仕掛けてあるのかわからないように仕掛けてあります。ほとんど見つけることはできません。

小型カメラとは別名「スパイカメラ」あるいは「隠しカメラ」と呼ばれています。種類も様々ありペンサイズの非常に小さなものがあります。

主な設置目的は何かしらの「証拠」を撮影する為です。例えばある事件やいたずらが何度も起こっている時に犯人を撮影する為に、だれからも気がつかれない場所に設置され撮影します。

小型カメラのメリット(用途)

小型カメラが良く利用されるのは、車へのいたずらや窃盗などが何度も繰り返されている現場です。犯人にばれることなく証拠が撮影できます。

小型カメラのデメリット(向かないもの)

一般的な防犯カメラとは使い道が異なり、防犯カメラとしてよりも、犯罪自体を撮影することに向いているカメラです。

画素数・解像度で選ぶ|200万画素をベースに考えよう

200万画素の防犯カメラは一体どれくらいのことができるのかご存知でしょうか。また200万画素の防犯カメラは能力が高いのでしょうか。

防犯カメラに接点がなくてもスマホのカメラであれば、どなたも一度は使ったことがあるのでしょう。では、カメラのスペックの高さを比較する時に利用される解像度とは一体どんなものなのでしょうか。

解像度とは

画素数と解像度は一般的には同じような意味と思われています。ところが正確には解像度とは「点の数」ではなく「点の密度」のことです。ある既定の長さの中に「何個の点」があるかが解像度のことです。

画素(がそ)とは?

スマホなどでは最近1000万画素も珍しくはありません。この〇〇万画素を構成する一つ一つの最小単位のことを画素といいます。また画素は別名「ピクセル」や「ドット」という呼び方をします。

画素とは画(絵)の素(もと)という意味であり、画素の数が多いほど画像の密度が高く、精細な画像が出来上がります。単純にいうと30万画素よりも、200万画素、800万画素など画素の数が多いほどきれいで精密な画像を作ることができます

[box04 title="まとめると"]画素とは「点」の一つ一つのことであり、画素数とは「点の合計数」のことです。200個の画素で構成されている時には200万画素と呼びます。画像や映像は一見一枚の「画(え)」に見えても、デジタルの世界では実際は全て一個一個の画素が集まって作りあげている「点」の集まりでしかありません。[/box04]

解像度の単位「dpi(ドット・パー・インチ)」とは?

前章で解像度とは「点の数」ではなく、「点の密度」のことといいました。解像度を表わすものに「dpi(ドット・パー・インチ)」という単位があります。

「dpi」の意味は1インチの長さの中に何個のドット(画素)が入るのかという意味になります。この1インチの中にドット(画素)の数がより多く入るほど、精密で美しい画像が再現できるということです。

簡単にいうと1インチの中に3個しかドット(画素)が入らないよりも、1インチの中に10個ドット(画素)が入った画像がきれいに見えるということです。

レンズの種類で選ぶ|住宅などの屋外用防犯カメラの性能とは?

住宅に設置される防犯カメラで、屋外用の箱型防犯カメラが一般的にはなじみがあるのではないでしょうか。一般的には「広角対応の屋外用カメラ」と「望遠対応の屋外用カメラ」があります。

広角対応の屋外用カメラ(2.8~12mmレンズ搭載のカメラ)

広角対応の屋外用カメラとは、現場をより横に広く撮影ができるカメラのことです。

望遠対応の屋外用カメラ(6~50mmレンズ搭載のカメラ)

望遠対応の屋外用カメラとは、現場でより遠くの距離が撮影ができるカメラのことです。最大で15m~20m先のターゲットに対してピンポイントで撮影することに向いています。

目的別に選ぶ|用途に合った防犯カメラを選ぶには?

現在防犯カメラは世界中のどこにでも利用されています。ついつい防犯カメラの人気で選んでしまいがちです。すると思ったほど役に立ってくれません。

防犯カメラを設置した方が「犯罪の抑止力になること」はどなたも十分認識されていることでしょう。

防犯カメラを設置すれば、設置した人の強い味方になってくれることは事実です。ところが実際には目的と防犯カメラの用途が一致していないことがよくあります。

するといかに高額な金額で購入した防犯カメラであっても、思ったほど効果を上げることができません。防犯カメラを選ぶ時にはその目的がカギとなります。目的が決まれば、逆に防犯カメラは大変選びやすいジャンルでもあります。

防犯カメラの目的と用途が完全に一致していれば、ピンポイントで高い効果を発揮してくれます。

空き巣対策!効果がみられる防犯カメラの選び方

一般に防犯カメラを設置する目的は主に空き巣対策が考えられるのではないでしょうか。

実際に空き巣が侵入してくるかなど、こちら側からでは全く想像がつきません。空き巣が発生する理由として、空き巣をする人(空き巣本人)、標的(住宅)、監視者の不在の3点があげられます。

こちらからは空き巣をする人と標的を変えることはできません。ただし「監視者の不在」は防犯カメラを導入することで変えることができます。よって住人が不在の時間を代わりに監視してくれる防犯カメラの設置がおすすめです。

窓に小石を投げたり、インターホンを鳴らして反応を見て「不在者確認」を行う。
窓ガラスを「焼き破り」で割り、そこから侵入する。

こうした侵入手口でマンション1階を狙って犯行を繰り返していました。この泥棒はマンション1階を狙っていましたが、そんな泥棒だけではありません。たしかに1階、2階は侵入しやすい、ということですが、上階だと侵入されないか?というと、そういうことではないのです。

実際には、マンションの上階だけを狙う泥棒も存在しています。
何故なら、上階にいけばいくほど「防犯意識が低くなり、無施錠が増える」からです。

マンションの場合、オートロックが入っているマンションも多いのですが、これまた「オートロックのマンションを狙う」泥棒がいます。何故ならオートロックに安心して「防犯意識が低くなり無施錠が増える」からです。

つまり、泥棒によって好むターゲットは異なる、ということです。
共通点は「防犯意識が低いところを狙う」ということです。

引用元:防犯ブログ|防犯のセキュリティハウス

住人が不在の時間とは一般的に日中が多いので、箱型(ボックス)カメラが空き巣対策には効果的といえます。

箱型カメラはその存在だけでも「威圧感」が高く、空き巣の視角に入れば空き巣は侵入を躊躇することが予想されます。

よってできるだけ空き巣の目につきやすいところに箱型カメラを設置されることで、空き巣に対して高い抑止力が期待できるのではないでしょうか。

駐車場の車へのいたずら!対策のための防犯カメラの選び方

駐車場の車へのいたずらほど陰湿で許せない行為はありません。おおよそ駐車場の車へのいたずらは深夜の時間帯の暗がりで、しかもほとんど人通りがない場所で行われるのではないでしょうか。

この時間、車のオーナーは一般的に自宅で深い眠りに入っていることが予想されます。では駐車場の車へのいたずらが予想される深夜の時間帯の暗がりに、もってこいの防犯カメラとは一体どんな防犯カメラでしょうか。

微光監視型カメラか赤外線暗視型カメラ

深夜の監視にぴったりの防犯カメラとは夜間監視機能がある「微光監視型カメラ」と「赤外線暗視型カメラ」です。

微光監視型カメラ」とは豆電球ほどのわずかな明かりがあれば撮影できる防犯カメラです。また「赤外線暗視型カメラ」は光が全くないところでも撮影ができる防犯カメラです。

駐車場の車へのいたずら対策には駐車場の明かりの量から判断することで、こちらの2種類のうちのどちらかをご検討されることをおすすめします。

塀への落書き!効果がみられる防犯カメラの選び方

威圧感のある防犯カメラ

仮に近所の子供などが明るい時間に落書きをしているようであれば、「威圧感」を感じさせる箱型カメラを彼らに良く見えるように塀の近くに設置されることをおすすめします。

夜間なら微光監視型カメラ

まただれがどの時間帯で落書きをしているのかが全く予想が出来ない時には、「微光監視型カメラ」を仕掛けることをおすすめします。「微光監視型カメラ」は日中の撮影はもとより、周囲の住宅からの薄明かりや、街灯の光でも撮影が可能です。

また夜間の威嚇もご検討であれば、人がセンサーに反応すると光と音を出して威嚇をしてくれる夜間監視機能がある防犯カメラもあります。

この防犯カメラは、今まさに犯罪行為を開始しようとしたその時に、光と音が発せられることで犯罪行為を思いとどまらせてくれることも期待できます。

このようにさまざまな方向から防犯カメラを使った対策をとることで、塀への落書きも抑止が働いてくれるのではないでしょうか。

ストーカー対策!付きまとい対策に有効な防犯カメラの選び方

ストーカー被害にあった人からしたら「一体なぜ私が?」というのが本音ではないでしょうか。ではこれらのストーカー対策には、一体どんな防犯カメラが最適なのでしょうか。

箱型防犯カメラ

ストーカーに対する威嚇が目的であれば、「圧迫感」がある箱型防犯カメラをストーカーの目にはっきりとわかる場所に設置されることをおすすめします。

またストーカーの行動を把握したい場合には、長時間の記録が可能なレコーダーも合わせてご利用されてみてはいかがでしょうか。

[box04 title="現在ストーカーに付きまとわれている場合"]

ところで現在ストーカーに付きまとわれている人は、何よりも先に警察に相談に行かれてください。

相談に行くことで警察でもストーカー被害を共有してくれます。またストーカー対策に最適な防犯カメラもアドバイスしてもらうことが可能です。

ストーカーは住人に直接的に被害を及ぼすことが考えられます。よってできるだけ警察からのアドバイスを受けてから防犯カメラを設置されることをおすすめします。

防犯のプロからの的確なアドバイスなので、実際にストーカーに対して高い効果が期待できます。[/box04]

 

初めてでも安心!おすすめの防犯カメラ7選

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屋外・屋内用防犯カメラの設置方法

屋外用防犯カメラの設置の方法

一般的な屋外用防犯カメラの設置の方法は、

  1. カメラ本体の重量が耐えられる壁面やポールに設置する
  2. 防犯カメラからの「電源」と「映像」のケーブルを、延長ケーブル(10m~20m)に接続する
  3. 延長ケーブルから、さらに電源はコンセントに、映像はレコーダーやモニターと接続する

おおよそ屋外用の防犯カメラの設置はこのような流れで完了します。

屋内用防犯カメラの設置方法

一般的な屋内用の防犯カメラであるドームカメラの場合は、

  1. カメラ本体の重量が耐えられる天井に設置する
  2. 防犯カメラからの「電源」と「映像」のケーブルを延長ケーブル(10m~20m)に接続する
  3. 延長ケーブルからさらに、電源はコンセントに、映像はレコーダーやモニターと接続をする

設置が屋外か屋内かというだけで設置方法はそれほどの違いはありません。

防犯カメラの利用に関して知っておきたい注意点

テレビのワイドショーでは防犯カメラで撮影した映像が様々なシーンで大活躍しています。防犯カメラは今や物理的にも精神的にも最も役に立つ防犯グッズの一つになりました。

防犯カメラと法律|プライバシーの侵害は大丈夫なの?

防犯カメラは利用方法を間違えると、防犯のための行為が逆に法律違反になるおそれもあります。そのため、設置前に絶対に知っていただきたい防犯カメラに関する法律についてご紹介します。

防犯カメラの設置に関わる法律|個人情報保護法

防犯カメラは特定の個人を撮影する目的のものです。つまり、特定の個人が識別できる映像は、「個人情報保護法」で規定された『個人情報』にあたります。法律に則った取り扱いや管理をしないと『プライバシー権の侵害』になってしまうので注意が必要です!

(目的)
第一条 この法律は、高度情報通信社会の進展に伴い個人情報の利用が著しく拡大していることに鑑み、個人情報の適正な取扱いに関し、基本理念及び政府による基本方針の作成その他の個人情報の保護に関する施策の基本となる事項を定め、国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、個人情報を取り扱う事業者の遵守すべき義務等を定めることにより、個人情報の適正かつ効果的な活用が新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するものであることその他の個人情報の有用性に配慮しつつ、個人の権利利益を保護することを目的とする。
引用元:個人情報の保護に関する法律

[box03 title="個人情報にあたる情報"]
本人の氏名
生年月日、連絡先
会社における職位又は所属に関する情報
防犯カメラに記録された本人が判別できる映像情報
特定の個人を識別できる音声録音情報
特定の個人を識別できるメールアドレス
官報、電話帳、職員録、法定開示書類
ホームページ、SNS等で公にされている特定の個人を識別できる情報 など

参考:個人情報保護に関する法律第2条[/box03]

防犯カメラの設置で近隣トラブルに|裁判に発展した事例もある

防犯カメラを設置したら裁判になった!」と聞けばどなたも驚かれるでしょうね。犯罪を防ぐ目的で設置したはずの防犯カメラのせいで、まさか設置した当の本人が訴えられるなんて思ってもみなかったのではないでしょうか。

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お宅が設置した防犯カメラにうちの家や家族が映っている!

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防犯カメラに関する近隣トラブルで最も多いのが、防犯カメラの映像に近隣の家や家族が映っているケースです。ほとんどの場合、防犯カメラの設置主は自宅や自分の家族の安全を守るために防犯カメラを設置しているつもりです。

ところが隣人や他人からすると、設置された防犯カメラで四六時中自分たちが監視されているのではないかと疑われることもあります。防犯カメラで映されている方からしたら、自分と自分の家族のプライバシーが常に晒され、プライバシーが侵害されていると思われていることも考えられるのです。

話し合いでまとまらない時には、場合によっては裁判にまで発展してしまうケースもあると報告されています。

カメラの撤去と10万円の支払いが起きた裁判例

原告と被告がそれぞれ所有権を有する本件建物の共用部分に、被告がカメラ4台を設置。これによる監視をしていることは原告らのプライバシー権を侵害すると主張して、被告に対し、本件各カメラの撤去及び慰謝料の各支払を求めるとともに、原告が、その承諾なく被告が本件各カメラを設置したことは、同原告の区分所有権を侵害すると主張して、被告に対し、本件各カメラの撤去を求めた事案。

裁判所は同カメラの設置等に伴う原告らのプライバシーの侵害は、社会生活上受忍すべき限度を超えているとして、同カメラの撤去と各10万円の支払を認めたが、本件各カメラの設置は共用部分の管理行為であるところ、本件建物の区分所有者の過半数ではなく、議決権の過半数を有する者でもない原告は、区分所有権に基づくその余の各カメラの妨害排除請求はできないと判断して、請求を一部認容した事例。

裁判年月日 平成27年11月 5日
裁判所名 東京地裁 裁判区分 判決
事件番号 平26(ワ)13748号
事件名 監視カメラ撤去等請求事件
裁判結果 一部認容、一部棄却 上訴等 控訴
[jin-iconbox07]文献番号 2015WLJPCA11058006[/jin-iconbox07]

[box02 title="プライバシー権とは?"]プライバシー権とは肖像権のひとつで、自分の情報をコントロールする権利のこと。私的な情報をみだりに知られないようにする権利も含まれ、自然人(普通に生活をしている人)である以上、皆プライバシー権を持っています。[/box02]

結論|目的通りに運用していれば問題ない

基本的に『個人情報保護法』は、民間事業者が遵守すべき義務を定めた法律ですので、行政機関や独立行政法人等、地方公共団体に適用されるのものです。個人宅で設置する(特に一軒家での利用)では、そこまで深刻になる法律ではありません。

つまり、防犯カメラが目的通りに使用されていれば、法律に触れることはありません。そもそも、万が一空き巣などに入られても犯人を特定できるように、万引きなどの抑止力として防犯カメラを設置することは、証拠を保全という意味でも法律上問題ないとされています。

[jin-fusen2 text="防犯カメラの設置に関して弁護士ドットコムに投稿された質問"]

こんにちわ。マンションの玄関の前に、防犯カメラを設置しようと思います。これは、プライバシー侵害などと万一いわれても、プライバシー侵害にはならないでしょうか。

[jin-fusen2 text="弁護士の回答"]

プライバシーと公益性との相克の場面でしょうね。
この場合、プライバシーに一定程度の制約を及ぼすものの、玄関という比較的誰でも通る場所ですからプライバシー保護の必要性は高くないといえます。また、防犯カメラを設置することのメリットや必要性の方が高いといえるため、プライバシー侵害となる可能性は低いといえます。
引用元:弁護士ドットコム

誤って法律違反にならないためには?

経済産業省が公表している『カメラ画像利活用ガイドブック』によれば、【事前告知時の配慮】を促しています。つまり、カメラを設置することや何のために設置してるかを事前に告知しましょうということですね。

カメラ画像の撮影及び利活用を開始する場合、十分な期間をもって事前告知を行う。
告知は、撮影対象場所における物理的な方法(ポスターの掲示やパンフレットの配布等)もしくは電子的な方法(自社 HP 上でのリリース等)、あるいはその両方を組み合わせた方法によって行う。
具体的な告知内容・告知方法については、生活者がその情報を得る機会が増すよう、撮影対象場所や利活用目的等を事業者が総合的に考慮し、決定する。
※本配慮事項は、既設のカメラに新たな利用目的を追加し撮影する場合にも適用される。また、既設のカメラにより撮影・保存済みの画像データを新たな目的で利活用する場合については、当該画像データに写る生活者から改めて同意を取得する必要がある点に留意が必要である。
引用元:経済産業省|カメラ画像利活用ガイドブック

ただこちらのガイドラインも、『個人情報保護法等関係法令を遵守し、個人を特定する目的以外の目的でのカメラ画像の利活用を検討する事業者』が 適用対象であり『防犯目的で取得されるカメラ画像は対象外』とされていますので、過剰に設置するようなことをしなければ問題ないと言っていいでしょう。

防犯カメラの費用|本体価格や設置費用の相場はいくら?

防犯カメラの本体価格はお店やネットでは表示されています。それに対して設置費用は、ほとんど表示されていないようです。

防犯カメラは標準的なものから、かなり特殊なものまで守備範囲が非常に広いジャンルです。よってその目的によっては本体価格も設置費用も全く異なります。

防犯カメラによる監視は日中だけで良いのか、夜間は、雨の日は、屋外か、室内か、モニターやレコーダーとの距離は近いのか、遠いのかなどあらゆる条件が関係してきます。

また最近は無線を使ってスマホで同時共有したいという依頼もあります。一言で防犯カメラの設置といっても、条件が増加したり手間がかかればかかるほど、本体価格も設置費用も高額になっていきます。

屋外・屋内の防犯カメラの設置費用の相場とは?

こちらでは一般的な屋外、屋内の防犯カメラの設置費用の相場についてご紹介します。

[box02 title="設置費用の相場まとめ"]

  • カメラ1台ごとの設置金額は約20,000円:事実上の工賃(カメラ設置高3mまで、それ以上は追加料金あり)
  • カメラ1台ごとの配線金額は約10,000円~20,000円:当然距離が長くなるほど金額が高くなります
  • 出張手当 遠方の場合は出張手当が発生することもある

[/box02]

おおよそ屋外、屋内の防犯カメラの設置には平均的に上記の金額が発生するといわれています。

※3m以上の高所作業には追加で高所作業費が5,000円から10,000円ほどが発生することがあります。
※穴あけやネジ先の相手が必要な工事にはアンカー取り付け代金が5,000円ほど発生することもあります。
※専用の機材や時間がかかるほど設置費用は高額になります。

【地域団体限定】防犯カメラ設置の為に助成金が出る

防犯カメラの設置には、カメラ本体代金、レコーダー代金、専用のモニター代金、工事代金が必要になり、たった1台の防犯カメラのシステムを取り付けるだけでも100,000円以上かかることもあります。

また高性能な防犯カメラになると300,000円近くかかることもあります。全て手を出そうとなると実際には設置を思いとどまる人も多いのでは?

そこで、防犯カメラの設置に関して各都道府県、市町村が「助成金」を出しています。

防犯カメラ設置助成金の支給条件は?

防犯カメラ設置の「助成金」は、各都道府県、市町村ごとの自治体単位で設けており、「町内会」「学校関係」「PTA」「自治会」「商店街」などの公共の場で利用する目的であれば利用できることが多いようです。

下記は東京都千代田区の例ですが、地域団体としてであれば600万円ほどの助成金が出るようです。

事業内容
町会、PTA、商店街等の地域団体が設置する防犯設備(防犯カメラ、防犯灯、防犯ベル等)の費用の一部を補助します(注釈)。
補助内容や条件は、それぞれの項目をご参照いただき、補助金の交付を希望する場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。
(注釈) 一度費用の全部を負担していただく必要があります。

補助内容
防犯設備の新規設置経費
防犯カメラ・防犯灯・防犯ベル等、固定して設置される機器の整備に対し、費用の一部を補助します。

補助率・補助限度額一覧

項目

地域団体

地域団体+地域団体

地域団体+商店街

商店街

商店街+商店街

補助率

12分の11

12分の11

12分の11

6分の5

6分の5

補助限度額

600万円(注釈)

750万円

750万円

600万円(注釈)

600万円(注釈)

(注釈) 工事完了後1年以内に次の条件(1と2)をすべて満たすことができる場合、補助率6分の5、補助限度額が750万円になります。

  1. 生活環境条例第23条に規定する協定(環境美化及び浄化に関する協定)を区と締結していること。
  2. 当該地区内の公共の場所で、環境美化・浄化活動を5年以上継続して実施できること。

引用元:千代田区ホームページ - 防犯設備(防犯カメラ等)の整備等に対する補助金

実際に防犯カメラの助成金制度ができたことで、制度を利用した設置件数は増加しているという報告があります。※各自治体によって趣旨が異なるので詳しくは所轄の自治体にご相談ください。

まとめ

防犯カメラには様々な種類があり、どれを選べば良いか迷われることも多かったと思いますが、本記事の内容を参考に、最適な防犯カメラを選んでいただければ幸いです。

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